BMXバイクを構成するパーツのそれぞれについて紹介します

BMXバイクのパーツ構成

フレーム

いろいろなメーカーから様々なフレームが販売されています。
アルミ製やクロモリといった金属製の素材の他、最近ではカーボン素材のフレームもラインナップされるようになってきました。
フリースタイル競技のBMX用フレームよりも比較的軽量のものが選ばれています。
サイズや形状やグラフィックなど、一番個性が出るポイントと言えるでしょう。

タイヤ

車輪の中でゴムの部分をタイヤといいます。
太さや溝のパターンなど様々なものが市販されています。
最近では、細めでいてあまりブロックのノブの高くないスリック系のタイヤパターンでかつ軽量のものが好まれて選ばれている傾向があります。
ビードと呼ばれるタイヤの縁の部分にスチール素材を利用したものとケブラー素材を利用したものがあります。
一般的にスチール(ワイヤー)ビードの方がコストが安く、ケブラービードの方が非常に軽く、さらに折りたためますが、比較的高価です。

チューブ

タイヤチューブは適用サイズがありますので、まずは自分の自転車のタイヤにあわせたサイズを確認しておきましょう。
また、空気を入れるバルブには”フレンチバルブ”、”米式バルブ”、”英式バルブ”と呼ばれる3種類のタイプがあります。リムに開いているバルブ用の穴のサイズにもよりますのでこれも確認しておきましょう。
また、パンクはありがちなトラブルです。スペアチューブを携帯しておく事をお勧めいたします。

リム

車輪の中で鉄の輪っか部分をリムといいます。
比較的軽量かつ、壊れにくいものをえらびましょう。また、利用するハブに併せてスポーク穴の数が違います。レース用には32h(ホール)というのが定番。
子供用のホイールの中にはカーボンリムというものもラインナップされてきているようです。

スポーク

車輪の中で細い骨組の部分をスポークといいます。
利用するリムとハブ、組み方によって長さが異なってきます。
このホイール組は自転車整備士の腕の見せ所です。

ニップル

スポークとリムを組み合わせるためにナット状になっている小さなパーツをニップルといいます。
このニップルの締め具合によって、ホイールのバランスや剛性を調整します。
縦や横にブレるホイールを調整することは自転車整備士の腕の見せ所です。

ハブ

車輪の中で、中央に位置してスポークと車体をつなげる部分のパーツをハブといいます。
フロント用とリア用があり、リア用のハブの中にはラチェット機構をもつフリーハブと、フリー部分はフリーコグ(リアスプロケット)に任せたハブがあります。
BMXレースという競技は常に漕ぎ続けるわけではなく、漕いだり止めたりを繰り返すため、ラチェット数(一回転させたときに引っ掛かりになる部分)の多いものが漕ぎだしのロスが少ないと言われています。

フォーク

フレームと前輪をつなぐパーツです。鉄製の物の他に、レース専用のカーボン素材のフォークが市販されています。

ヘッドパーツ

フレームとフォークをつなげるベアリング機構をおさめるパーツをヘッドパーツといいます。

ステム

フォークコラムとハンドルをつなげる部分のパーツをステムといいます。
BMXの場合、50mm程度と比較的短いステムがよく選ばれています。

ヘッドスペーサー

ステムとヘッドパーツの隙間に挟む調整用のスペーサーです。スペーサーの数や大きさを変更してハンドル高さの微調整を行います。

ハンドル

ハンドルには高さ、幅、角度違いなどがあります。子供向けの製品にカーボン製のものもありますが、酷使し続けると折れてしまう事が稀にあります。

グリップ

太さや柔らかさなど様々なものがラインナップされています。
また、固定にボルトを利用して着け外しが比較的容易にできるものもあります。

エンドキャップ

グリップの種類によってはハンドルエンド部分をカバーしないものがあります。
レースでは転倒接触をする場合がありますので、そういったエンドの隠れていないグリップを利用する場合、ハンドルエンドは隠れるように必ずエンドキャップを利用しましょう。

サドル

基本的にライディング中には座ることは無いため、軽量でコンパクトなものが選ばれています。

シートポスト

フレームの適合サイズに合わせたポストを利用する必要があります。
子供用のサドルには軽量化のためにポストがあらかじめ接合されているものもあります。

シートクランプ

シートポストをフレームに固定するためのパーツです。
サドル高さを調整するために工具を利用するものとクイックレバーが付いているものがあります。

ブレーキレバー

ブレーキをかけるために手で引く部分をブレーキレバーと呼びます。
BMXレースの場合、後輪用のブレーキのみを付ける場合が多いです。左右どちらにつけても問題はありませんが、聞き手になる右手側にレバーを付けるのがBMXレースでは一般的です。
ちなみに、日本の自転車ブレーキでは右手が前、左が後になる場合が一般的ですが、海外ではその逆が多いです。

ブレーキケーブル

ブレーキレバーとブレーキ本体をつなぐワイヤーをブレーキケーブルと呼びます。
外側をブレーキアウター、中を通るワイヤをインナーワイヤーと呼びます。

ブレーキ

実際にタイヤを挟み込むブレーキ本体、レース用では軽量かつ効きの良いVブレーキといわれるタイプのものが主に利用されます。
シューとよばれるタイヤに接触するゴム部分は消耗品のため、定期的に残量を確認して交換するよう心がけましょう。すり減ったシューを使い続けると、金属部分がリムを傷つけ、破損の原因になることがあります。

ボトムブラケット

フレームとクランクの接合部分の軸受けパーツをボトムブラケット(BB)と呼びます。
利用するクランクによっていくつかのタイプのBBが存在します。

クランク

ペダルとボトムブラケットをつなぐ棒状のパーツをクランクといいます。
この長さによってペダルを回転させたときの円周の長さが変わることになります。
一般的に長い方がてこの原理で踏み出しのトルクがかかるといわれています。逆に短い方が円周が短くなりクルクルと回しやすいといわれています。
身長の1/10~1/9 程度の長さの物を選ぶのがセオリーと言われています。

ペダル

ペダルには平ペダルと呼ばれるものと、シューズと結合して踏むだけでなく引き足を利用できるようになるクリップレスペダルと呼ばれるものがあります。
レースではこのようなクリップレスペダルが有利ではありますが、練習時等は結合機能のない平ペダルを利用する事がお勧めです。

チェーンリング

クランク側に着いているギア板をチェーンリングと呼びます。
リアホイール側のギアとの歯数によってギア比が変わり、漕いだ感じに大きく差がでます。

チェーン

ペダリングパワーをリアホイールに伝える大事なパーツです。
定期的に油をさすなどメンテナンスも大事です。

コグ(リアスプロケット)

リアホイールのハブに取り付けるギアのことをコグといいます。
フリー(ペダリングを止めた時や後ろ回しにした時に空転させるためのラチェット機構)をハブに内蔵させたカセットスプロケットと、ギアにフリーがついたフリーコグがあります。
フロントチェーンリングの歯数との組み合わせでギア比が変わります。

チェーンテンショナー

チェーンの弛みを調整するために必要なパーツです。
これを付けていないと、ペダリングをしているうちに前方に引っ張られてずれてきてしまう事があります。

レース用BMXではあまり利用されないBMXパーツ

ジャイロ

ジャイロとはリアブレーキケーブルをつけていてもハンドルを無限に回せるようになる機構のためのパーツで、フリースタイルやフラットランドと言われるBMXジャンルでの車体に利用されている事が多いパーツです。
BMXレースではハンドルを無限に回すということはあり得ないため、ジャイロ機構は必要ありません。

ペグ

ハブ軸の延長につける棒状のパーツをペグといいます。フリースタイルやフラットランドなどのBMXジャンルのトリックのためにここに乗ったり、何かにひっかけたりするために利用します。
BMXレースではトリックをしないばかりでなく、転倒時などにひっかかっては危険なため、ペグはかならず取り外すようにしましょう。

フロントブレーキ

BMXレースではあまりブレーキを多用しないため、余分なパーツを付けないためにフロントブレーキは装着していない場合が多いです。
ただし、一般公道を走行する場合は道交法の元、前後ともにブレーキは必須です。