やっと乗るところまで来ました。 安全に乗るために、コースに出る前に基本的なフォームを覚えておきましょう。
サドルには座らない
コースを走る前に、まずは平地で立ち漕ぎができるようになることが大事です。 この自転車スポーツは基本的にサドル(自転車のイス)には座りません。立って自転車に乗ることによって300~400メートル程度の短い距離での最大限に力強いペダリングと、コース起伏に対する自転車の様々なコントロールが可能となります。 もし座ったままコブに乗り上げると、下からの突き上げをくらい、不安定な走行となり、最悪転倒に繋がります。 特にストライダーなどのランニングバイク卒業の小さな子供がこの競技を始める場合は、コース走行を始める前に、徹底的に立って乗る練習をする事をお勧めします。
基本のライディングフォーム
コブ、起伏を超える時は基本的にはペダルを漕がず、左右の足のペダルを同じ程度の高さに平行になるようにします。これがこの競技での基本的なライディングフォームになります。 ペダルを平行にする際に前または後ろになる足は、利き足によります。右利きの人は右脚が前になることがほとんどだと思います。自転車を降りて押す場合に、自転車を右側に構えて押すのが自然な場合は右脚が前、その逆で左側に自転車を押すのが自然な場合は、左脚が前にくるようにペダルを水平に構える、というのが一つの判定になると思います。 スノーボードをやる人には”レギュラースタンス”や”グーフィースタンス”といった言い方を聞いたことがあればそれと同じようなものだと思ってください。スノーボードでレギュラースタンス、左脚が前の場合は、自転車はその逆で左脚が後ろです。 なんだかややこしくなってきましたが、平行にする事を意識していれば、どちらの足かは勝手に自然にやりやすいようになると思います。
コブの越え方-べたナメ
上で書いた基本のライディングフォームのまま、コブのフロントサイド(登り面)にさしかかったら、路面の起伏で突き上げられないように腕と膝を曲げて突き上げの衝撃を吸収してあげます。このとき前後輪のタイヤははね上げられないようにする事を意識します。コブのバックサイド(下り側)も同様に、タイヤを地面に押しつける事を意識して走行します。いわゆるべたナメと呼ばれる基本的なこなしの方法になります。
コブの超え方-プッシュプル
べたナメのこなしをさらに大げさに行うことによって、ペダルを漕がずに加速していくという技があります。コブのフロントサイドの抜重動作をプル(引く)、バックサイド側のコブに脚の力で加速を入れるためのプッシュを入れるという動作になります。プッシュ動作はよくブランコの立ち漕ぎの要領に近いといわれています。
フロントアップ
ジャンプなどのアクション走行をコースでチャレンジする前に、平地で出来る練習が大事です。平地で出来ない事が、コースでできるわけがありません。 フロントタイヤを持ち上げる動作のことをフロントアップと言います。ハンドルを持ち上げるのではなく、重心を後ろにずらして、後ろ斜め上に引っ張りあげる事を意識します。この時肘はあまり曲げません。
ホッピング
前後輪のタイヤを同時に宙に浮かせます。緩いスピードで前進しながら、体を低く貯めの動作をします。そこから両手両足でジャンプします。着地する時はまた衝撃を吸収するように体に力を入れない
バニーホップ
バニーホップというテクニックはBMXを語る上で欠かせない最初の難関テクニックです。ギターでいうFコード(バレーコード)のようなものです。これを出来るようになるとその後のライディングの幅がぐっと広がります。是非このテクニックを身につけましょう。 非常に簡単に言うと、フロントアップをしたまま、後ろのタイヤもホッピングをします。前→後ろ の順番でタイヤを宙に浮かせます。
ジャンプ、ロール
BMXの醍醐味であるダイナミックなジャンプ、繊細なロールについてのコンテンツは準備中です。 ただし、ジャンプやロールが出来なくても、BMXレースは十分楽しめます。そしてさらにこのようなテクニックの習得を目指して練習をするようになる頃には、あなたにとってこのサイトの役目は終えていることでしょう。
動画(仮置きしておきます)
いずれ日本語の動画を用意したいです。