子供のBMXコース走行補助のポイント
先日、”娘がBMXコース走行デビューしました“という内容で初めてのコース走行の顛末をと動画投稿しました。動画を見ても分かる通り、まだ一人で全てのセクションを越えられるわけではなく、父親である自分の補助付きで走りました。
実は自分は先日の娘の走行デビュー以前にも、今まで何度となく小さな子どもの補助をする機会がありました。
自分の子供の補助を行なった先日、とうとうこの日が来たなーという感動でしたが、それまでに蓄えた体験のお陰で非常にスムーズに子供の走行のフォローが出来ました。本人も楽しかったようで自分から何度もスタートヒルまで行って、最終的に十数周の走行。それでもまだまだ走り足りなそうにしていたのでこの日は大成功だったと思います。(ついて走らされたお父さんはその後3日間筋肉痛になりました。)
今までの体験を踏まえて、補助を行う時のポイントを記録しておきますので、参考になればと思います。
無理強いはしない。楽しさを記憶に残す
本人のやる気が一番大事です。誘導はしても無理強いは控えましょう。
初めての体験は上手い下手ではなく、楽しかったという記憶が一番大事だと考えています。本人が「BMX楽しかった!またやりたい!」に繋げられるようにしましょう。
ヘルメット、プロテクター等の装備はしっかり
転ばないのが一番ではありますが、いくら補助で付いていたとしても必ず、思わぬところで転倒します。怪我をしてしまっては元も子もありませんのでヘルメットはもちろん、そのコースで決められた装備は必ず守るようにし、さらにプロテクターを着用するようにしましょう。
補助者は底ができるだけフラットなシューズを着用する
コース内を歩行するときは、コース保護の観点からできるだけフラットなシューズの着用を心がけましょう。
ヒールやスパイク、SPDシューズなどは地面が彫り込まれてしまうので厳禁です。
前を向くことに集中させる
自転車はライダーが見ている方向に進みます。初めての走行は周りが気になってしまいますが、特に起伏を超えるタイミングで「前を向いて!」と声をかけながら走行させましょう。
できるだけ空いている時間に走行する
横をビュンビュンと速いライダーが通っていくと子供も恐怖を感じやすいです。雰囲気を見計らい、必ず他のライダーと声を掛け合うなど譲り合いながら走行を行ってください。
走行中も周りに気をつける
走行中も周囲に気をつけて、譲り合うようにしましょう。幅の広いコースであれば、意識的に少し端を走るようにするといいかもしれません。
スタートゲートはコース走行に慣れてから
スタートゲートは大きな音がするので子供が怖がるポイントのNo,1です。かならずコース走行自体に慣れてきてからゲートを体験するようにしましょう。
押し上げるときは止まる前に。サドルとお尻を押す
できるだけスムーズな走行体験が、本人の気持ちよさになり、その楽しさへ繋がります。
コブの上り面等で止まってしまうとスムーズさに欠けて、また、ずり落ちてしまったり転んでしまいそうな恐怖を感じます。補助は止まってしまう前、よろけてしまう前に、抑えるのではなくて前に押し出してあげる方向で行ないます。押す場所はズバリ、サドルとお尻のあたりを同時に押すような形が良いです。
体だけを押すと、自転車がついてこなくてバランスを崩しやすく、ハンドルを抑えると本人が垂直を保ちにくくなります。あくまで走っている脚力を補助するような感じでサドルあたりを押し出すとよいでしょう。
過剰に褒める
褒め足りない事はありません。とにかく褒めちぎります。
「すごい!」「かっこよかったよ!」「転ばなかったね!」「転んでも泣かなかったね!」「どんどん上手になってるね!」etc…とにかくその気にさせて楽しかった記憶を残してもらうのです!
それでは、みなさんの楽しいBMXライフがはじまりますように!!
投稿者プロフィール
- StartBMX.info発起人。2児の父。BMXレース歴は10年くらい。
社会人になってからマウンテンバイク、BMXの魅力にはまり自分で楽しむだけでなく競技環境の向上を目的に2013年より本サイトプロジェクトを立ち上げる。
ホームコースはJOSF緑山。BMXマスターズクラスに参戦中だけど、最近は育児が忙しくて自転車に乗れてません(涙)